なぜ不動産投資が注目されているのか
経済がインフレに傾くと、現金の価値が相対的に下がります。銀行にお金を預けているよりも、マンションや金といった現物に投資をした方が資産形成にプラスになる筈です。特に、給与所得者で退職後の生活に不安を感じている方はぜひ検討することをおすすめします。
株式や不動産にはリスクが高く、なかなか素人は手が出せないと思われるかもしれません。過去に起こったバブル経済崩壊や米国のサブプライムローンのトラブルといったマイナスの記憶に縛られている人も多いでしょう。そういった方には、現物のマンションでの資金運用よりも、初めの一歩として投資信託のリートがおすすめです。大きく分けて、日本国内限定と世界規模の不動産を対象にしたリートが有るので、運用成績などを参考にして選ぶと良いでしょう。
少子高齢化では、住宅がだぶつくというのが定説ですが、別のデータもあります。生涯未婚率が高まった日本では、今後独身のまま一生を過ごす人が増加します。近い将来その独身者たちが個々に住宅を購入して住む事が見込まれ、世帯数そのものはむしろ増えるとのデータです。独身者が好む住まいは、都心へのアクセスが便利でセキュリティのしっかりしたものでしょう。扶養家族がいない彼らが住宅にお金を使う事によって、市況は活況を呈するに違いありません。
しかし当然のことながら現物が手に入るとはいえリスクはありますので、リスクとしっかりと向き合ったうえ投資するかどうかの判断をしましょう。
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